コムラのコラム
梅雨入りで部屋が水浸し!? 今すぐチェックすべき「排水トラブル」の落とし穴
2025.06.12

各地で梅雨入りが発表されていますね。
この時期になると、私たちのもとにも増えてくるのが**「雨漏り」「排水詰まり」**のご相談。
特に気をつけてほしいのが、
☑ ご自宅の屋上
☑ ベランダ
☑ 雨樋(あまどい)や排水口の詰まり
「うちは大丈夫」と思っていても、実は気づかぬうちに排水トラブルが進行しているかもしれません。
実際にあったご相談:「屋上がプール化している…」
先日、ビルのオーナー様から緊急のご連絡が。「屋上の排水が詰まって水が溜まってる。梅雨が心配なので見てもらえませんか?」
すぐに現場へ向かってみると、屋上がまるでプールのように…!
思わず「これはマズい!」と声が出るレベルの状態でした💦
なぜこんなことに?排水詰まりの原因とは
ビルの屋上や、平坦な屋根の戸建て住宅は要注意。
✔ 風で運ばれてきた砂やゴミ
✔ 溜まった土に生えた雑草
✔ 落ち葉が詰まった排水口
これらが少しずつ排水を塞いでいき、気づけば水が逃げられず、雨が降るたびに“水たまり状態”に…。さらに、梅雨入り前は草木が元気な時期なので、雑草が一気に成長して排水口を塞ぎやすくなります。
油断は禁物。過去にはこんな被害も…
以前、賃貸マンションのベランダ排水口に雑草が生えていたのを放置したことで、
ゲリラ豪雨の際に排水が間に合わず、室内まで水が流れ込んでしまったというケースもありました。
排水トラブルは、放置すれば雨漏りや浸水といった“二次被害”に直結します。
だからこそ、雨が降る前の点検が何より大切なんです。
排水トラブルのプロが実感した“教訓”
今回対応したビル、実は10数年前にも同じように屋上がプール化したことがありました。
その時は、私が慌てて排水口のゴミや雑草を一気に取り除いたのですが、
大量の水が一気に排出されたことで、1階テナントの排水口から水が逆流。
「お店が水浸しになってしまい、大変ご迷惑をおかけしました…」
あの苦い経験を活かして、今回は少しずつ慎重に排水。
無事トラブルなく水を抜くことができました。
改めて、メンテナンスの大切さを痛感
ビルオーナー様も私も、最近はすっかり安心してしまって、
屋上の点検や掃除が後回しになっていました。
気づけば、雑草が生い茂り、排水口が詰まり、あの時と同じ状況に…。
「ちょっと見ないうちに、こんなことになってるなんて…」と驚きました。
梅雨入り前、今すぐご自宅をチェック!
こんな症状に心当たりがある方は、特にご注意ください。
ベランダや屋上に雑草が生えている
排水口に落ち葉や泥が溜まっている
雨の後、水たまりができやすい
最近掃除していない
いざ大雨が降ってからでは手遅れです。
「うちも大丈夫かな?」と思ったそのタイミングで、ぜひチェックと掃除を。
まとめ:備えあれば憂いなし。あなたのお家を守るために
雨漏り・排水詰まりは、起きてからでは遅いトラブル。時間も費用も、二次被害も大きくなります。
でも、少しの点検と掃除で防げることも多いんです。
どうかこの梅雨を前に、「今のうちにやっておいてよかった」と言える行動を。
ご自宅の排水や屋上の点検で不安な点があれば、
お気軽にご相談くださいね!