コムラのコラム
無垢フローリングを活かしたい中古物件をご購入のお客様へ
2025.02.21

こんにちは、社長の古村です。
今回は、新居をご購入を検討されていらっしゃるご家族へご参考になればと思って綴っております。
念願のマイホーム、新築には手が届かなかったけど、立地場所、価格、築年数が自分達の理想に近いから、中古物件を購入しました。そんなご家庭って沢山いらっしゃいますよね。そんなご購入者様からよくお問合せある案件に、無垢のフローリングの相談があります。今回のお客様からのお問合せは、
『中古で購入する予定の家なんですが、無垢床のリビングダイニング、廊下まで1階全てが無垢みたいなんですが…1箇所深めの傷があり、何ヶ所か薄めの傷もあり。出来るだけ傷が目立たないようにそして、綺麗にしたいと思いサンディングとオイルを塗る場合どのくらいの価格になるか大体の見積もりを出して欲しいのですが。』
といったご相談で、早速ご連絡をとらせて頂き、まずはご購入物件を拝見させて頂きました。
ここ最近、LDKのフローリングに無垢材を使用されている家が多くなりました。見た目も優しく、木の質感を感じられ、自然を感じるフローリングで人気ありますよね。そんな無垢フローリングですが、どうしても加工材フローリングや、シートフローリングと比べると傷がつきやすく、またお掃除をキチンとしないと汚れが目立ってしまいます。また、一旦汚れ出すと、この汚れを落とすお掃除が中々大変です。新築を建てられるご家庭は、殆ど小さなお子様がいらっしゃるご家庭何多いので、どうしても無垢フローリングですと、物を落とした傷や、引っ掻き傷が出来やすいのも否めません。
今回お家も以前お住まいのご家族がそんなお子さん達がいらっしゃったのでしょう。かなり傷や汚れが残ってました。中古物件の場合、販売前にある程度のハウスクリーニングはなされてますが、無垢フローリングの傷や汚れはある程度迄しかされない事か多いです。
ご依頼されたお客様もフローリングに前入居様の生活感があるのが、何となく嫌なんですよねとおっしゃられてました。これから一番生活の上でご使用されるLDKなので、入居前にも出来るだけリニューアルして気持ち良く引越ししたいと思われいらっしゃいました。
そんな想いある新居の床を少しでもお客様に喜んでもらいたいと思って今回もご相談乗らせて頂きました。
無垢フローリング施工の方法
まずは、無垢のフローリングの汚れ具合を見てみると汚れより、落とし傷や引っ掻き傷が殆どでした。
この様な場合は、丁寧に粗目→中目→細目とサンディングを施工するのが一番ベターではないかと私は思っております。この方法はとにかく根気が一番大切です。オービタルサンダーでとにかくサンディングを続けるしかありません。それも3回に分けてですので、中々骨が折れる作業になりますが、お客様に喜んで頂きたい気持ちとわたし自身の綺麗に仕上げて差し上げたいと思うこだわりの気持ちで、しっかり時間をかけてサンディング致しました。残念ながら深い傷まで、無くそうとすると、元々ある気のデコボコ感がなくなりますので、バランスとって削りました。サンディングの後は、無垢材に合わせて自然塗料を手塗りで2度塗り致しました。
仕上がりは、施工前と比べて明るく、そして改めて自然塗料を塗布したお陰で光沢もかなり出て良い感じになったと思います。施工後引渡しをする際、お客様がとても喜ばれていたので、しっかり施工させて頂いた甲斐があり、とても嬉しかったですね。
新築の無垢床材には、だいたいどの建築会社様も色々なオイルやWaxを塗布されてお引き渡しされますが、中古物件はそこまでメンテナンスされない場合が多い気がします。折角の無垢材なので、購入の際には別途費用が増えますが、しっかりメンテナンスされるとその後の耐久性やメンテナンス性も間違いなく良くなります。同じような課題をお持ちの方は、是非ご検討してみては如何でしょうか?
無垢材にも色々と種類、また床の現状が違うので、それに合わせたメンテナンスが必要になると私は思っております。どうぞ、ご自分のご新居のフローリングに関してご相談ありましたらお気軽にお声掛けください。