コムラのコラム
大雨被害による、家の床下洗浄作業について
2021.08.30
今回の大雨被害に遭われた方より、リフォーム会社を通して床下洗浄の依頼を頂きました。
こちらのお客様は、今回、床下浸水の被害に遭われたとの事です。
作業は床下浸水より、2週間後となりました。
こちらのお客様のお宅は、ベタ基礎と言われる、基礎部分がコンクリートのお宅です。
被害に遭われた日は目の前が川のようになり、玄関手前まで水位が増えたそうです。
ご依頼の床下の状況
氾濫した川の水が入りますので、どうしても泥が混入します。数日すると、基礎に設置してある水抜き穴より、水はほぼ無くなったそうですが、泥や砂はどうしても残ってしまいます。その残った砂汚れから、臭いや雑菌の心配をされてのご依頼でした。
現場に到着して、床下を拝見させて頂きますと、被害後2週間、床下に扇風機を設置して乾かしておられたそうです。
その甲斐あって、半分くらいの土砂が乾燥していました。
床下作業の内容
今回は、3名にて現地入りして、作業に取り掛からせて頂きました。やはり、一番大変な事は、残った土砂の撤去です。今回は、乾燥した土砂がありましたので、まずはその土砂の回収から始めました。乾燥していますと回収は早く、この回収をどれくらいの時間で出来るかが大切です。
床下の清掃で一番大変な事は、この残留土砂の回収です。床下に潜り、匍匐(ほふく)前進をしながら、乾いた土砂を土嚢袋に入れて行きます。そして、弊社特有の洗浄剤にて、床下に噴霧します。この工程で、除菌とこびり付いた土砂を洗浄しやすくします。
その後、洗浄機による洗浄を行います。土砂を洗い流し、土砂に混じった水をポンプで回収していきます。
今回は、床下点検口が1箇所だったため、回収が大変でした。
何度も何度も洗い流しながら土砂をポンプの設置場所へ流しての作業となりました。
ポンプの設置場所を数カ所に区分して作業したのち、最後、バキュームで可能な範囲を吸引して除去作業完了です。
そして、その後、再度除菌剤を噴霧して、除菌と防菌を行います。
弊社の洗浄作業後、再度乾燥した後、専門業者による防蟻作業に施工されて、床下浸水後の復旧作業は完了になります。
無事1日で終了
床下は当然狭い上、配管等を避けながらの作業になりますので、中々の重労働になります。
今回は、床下面積約45㎡の作業を3名で7時間弱掛けて作業させて頂きました。
無事1日で作業が完了し、お客様も、安心されて喜ばれていたので、作業を請負って何よりでした。
床下被害の状況によりますので、被害がひどい場合や床下の造りによって、作業時間も工程も変わります。
床下浸水や、床上浸水後の基礎コンクリートの土砂の汚れや後始末等ですお困りの方がおられましたら、ご相談下さい。