先日、友人の会社にて話している時です。彼は、バイクが好きで、自分自身で車をさわっています。そんな彼から、「分解したバイクのピストンの汚れが落ちるか」と聞かれたので、確証はなかったのですが部品を預かって試してみました。

預かったピストン見てみると、かなりカーボンがこびり着いています。
ピストンの素材は、アルミニウムで出来ています。酷い油汚れは、基本的に界面活性剤と強アルカリ性の洗剤が有効です。特に、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム系の洗剤が、汚れ落ちが良いのですが、ここで問題があります。

アルミニウムには、この2種類は良くありません。化学反応起こして、素材が溶解します。
銀色のアルミが、洗剤使用したら、白っぽくなったことはありませんか？これは、アルミと洗剤が化学反応起こして、溶けて焼けた状態なのです。

バイクのピストンなので、溶かしてしまうと、圧縮の観点から良くないので、通常の油汚れ落ちの洗剤は使用したくないですね。

前置きが長くなりましたが、では、何を使用したのかと申しますと、弊社特有の洗浄剤を今回は使用しました。
この洗剤は、PH11と強アルカリですが、素材を痛めないので、安心して使用出来るですよね。
今回は、こちらの20倍液にピストンをつけ置きして、数時間して、ナイロンブラシで擦るだけの作業を数回繰り返してみました。
写真の通り、カーボンが付いたピストンか、この様にピカピカになりました。

当然、友人も大満足してくれました。

作業だけではなく、洗剤液の知識をどれだけ知って、さらに蓄積経験値の違いでこれだけ汚れを簡単に綺麗にすることは可能です。

汚れや、お掃除に関してお困り事ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
そんな、ご質問にお応えするのか大好きですので、可能な限りご対応いたしますよ。