コムラのコラム
「蓋の色が浴槽に移って取れない…」諦めていた着色汚れ、研磨再生で解決しました
2025.12.18
先日、弊社ホームページから浴槽再生のご相談をいただきました。
「浴槽の着色・汚れがあります。浴槽自体はクリーム色ですが、濃い色の蓋の色が上部や底、側面に移ってしまい、取れない状態です。研磨・コーティングを希望しています。」築19年の分譲マンション、FRP製ユニットバスです。
お問い合わせの文章だけでは、浴槽の正確な状態や、お客様がどれほど困っておられるのかは分かりません。
そこで後日、実際にT様宅へ伺い、浴槽の現状を拝見しました。
現場を見て、正直に感じたこと


浴槽の縁台には、はっきりと分かる色染み。
底面や側面にも、何かが深く入り込んだような着色が残っていました。奥様にお話を伺うと、浴槽の蓋の色が、そのまま移ってしまったとのこと。正直に言うと、このケースは私自身も初めてでした。
浴槽を見た瞬間、「これは簡単に答えを出していい案件ではないな」と感じました。
もし引き受けて、思ったような結果が出なかったら——お客様は、またがっかりしてしまう。そのことを考えると、軽い気持ちで「できますよ」とは言えませんでした。
それでも、向き合おうと思った理由
T様は、これまで色々と試されたそうです。
それでもキレイにならず、少し疲れておられる様子でした。
ただ、こうおっしゃいました。
「リフォームをするほどではない」
「今より少しでもキレイになれば嬉しい」
その言葉に、私自身の気持ちも動きました。
そこで、私はこうご提案しました。
「まず一度、清掃・漂白・研磨を試させてください。
もし汚れが落ちるようでしたら、そのまま施工します。
落ちない場合は、今回は費用はいただきません。」
正直、縁台の着色だけは、やってみないと分からない感覚でした。それでも、ここまで悩まれているなら、できるところまで一緒に向き合おう。そう決めて、今回は成果が出た分だけいただく形で施工をお受けしました。
施工内容と結果

結果からお伝えすると、T様のご希望通り、
- 着色の除去
- 研磨による再生
- コーティング施工
すべてにおいて、合格点を出せる仕上がりになりました。
1. 着色の除去
一番懸念していた蓋の着色も、専用の薬剤が反応し、ほぼ除去できました。
2. 研磨による再生
その後、下地が出ないギリギリまで研磨し、コンパウンドで丁寧に磨き上げました。長年の使用で表面は傷んでいたため、新品のような光沢や手触りまでは戻りませんでしたが、可能な限り滑らかに仕上げました。
T様からは、「ここまで滑らかなら問題ありません」と評価をいただけました。
3. コーティング施工
最後に、磨き再生した浴槽へ弊社のOVFコートを丁寧に塗布し、完成です。
この仕事を終えて思うこと
正直、最初は不安もありました。でも、これまでの経験からくる感覚と、逃げずに向き合おうと決めた自分の判断を信じてよかったと思っています。T様ご夫妻に喜んでいただけたことが、何より嬉しい施工となりました。
浴槽再生サービス「浴丸くん」
- リフォームまではまだ早い
- でも、今よりキレイにしたい
- 他社で難しいと言われた
そんなお風呂のお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。できること・できないことも含めて、正直に向き合います。
お問い合わせ
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